忍者ブログ
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


2024/04/19 23:30 |
咳払い
近所に咳が出る病気の人がいる.

しょっちゅう,聞こえてくる.擬音にすると,

「がっほぅげっふん!がっほぅげっふん!がっほぅげっふん!がーっぺぁえーーっ!がっほぅげっふん!がっほぅげっふん!がっほぅげっふん!がーっぺぁえーーっ!がっほぅげっふん!(以下略)」

この人がいつもうちの前を右から左へ通り過ぎて,そして左から右へ帰ってくるのがよくわかる.だってずっと咳してるのだ.

不憫に思っていて,いい薬ないのかなーとか,たん吸引してあげたい,とか勝手に考えている.だって苦しそうだし.

黒沢清の「叫」いまさら見ました.

みぞおちのあたりに投石されたような気分.しかもけっこう大きな石を.やっぱり黒沢清のファンです.

気付いたこととしては,登場人物は敬語や丁寧語で喋らず,いつも普通の語尾で喋っている点.ほかの作品でもそうだったと思う.

描かれているのは,妄想,幽霊,呪い,愛,疑心暗鬼など.幽霊映画と一言で言えないのでした.「降霊」でもそうだったけど,黒沢映画の幽霊は足もついているし,昼間でも普通に登場する.空を飛んだり,いろいろ忙しい.それにしても怖い.葉月リオナの顔だけで怖い.

役所広司は,結果的に真実の声を聞いたってことになるのか.はじめは,自分が殺人を犯したのではないか,という疑念を持ち,妄念に苛まれ,結局妄想だったことを知るのだけれど,そこでやっと中盤,映画はそこから始まる.

サスペンスなんだけど,犯人探しではなく,謎解きでもない,ホラーで,人間ホラーっていう感じ.許す,忘れる,っていう単語はとても象徴的に使われていて記憶に残る.
PR

2008/10/13 13:44 | Comments(0) | TrackBack() | 未選択

トラックバック

トラックバックURL:

コメント

コメントを投稿する






Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字 (絵文字)



<<姓名判断 | HOME | バーベキュー>>
忍者ブログ[PR]