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2020/07/08 16:07 |
【不定期連載・アルコール依存症とわたし】依存症とメディケーション
過去ログ.1~3まで.

さて,アルコール依存症に治療薬は無い.

・・・って書くとここで記事が終わってしまうので,実体験をもとに,アルコール依存症に関連するメディケーション(投薬とか治療とか)に関して記事を書く.ただし,この記事は個人的な体験談なので参考にとどめ,実際の処方,服用は最寄のアルコール外来の医師の指示に従ってください.

アルコール依存症自体を治す,つまり身体がすっかりアルコール漬けになって身体依存と呼ばれる状態になったものを,元に戻すための薬は今のところ存在しない.一度形成された身体依存は,治癒しない不可逆性のもので,離脱症状の様々な不快から逃れるには禁酒するしか術はない.ただ,離脱症状に伴う様々な症状を緩和する薬と,酒を飲めなくする薬というのは存在する.

【抗酒剤】
この薬は,アセトアルデヒド分解酵素の働きをブロックする.ご存知のように,体内のアルコールはアセトアルデヒドなる有毒物質に分解され,さらに水と一酸化炭素に分解されるが,このアセトアルデヒドの分解が行われなければ,いつまでも身体に有毒物質が滞在することになり,頭痛や悪心,気持ち悪さが続くようになる.お酒を飲めないヒトっていうのは,このアセトアルデヒドを分解するための酵素がもともと少ないヒト,アル中になるようなヒトはたいていアセトアルデヒド分解効率が良く,あまり二日酔いになったり吐いたりしないのは有名だ.つまり抗酒剤は,アセトアルデヒドを分解させないことで,人工的に「酒が飲めないヒト」の状態を作り出す.だから,服用していてアルコールを飲めば気持ち悪いし,時には死に至ることもある.

【睡眠薬】
アルコールをやめて一番悩ましいのは夜眠れないことだ.それもそのはずで,何年間もアルコールによって強制的に眠りにつく(というか意識を失う)ことを続けていれば,体内の自律神経系はとっくにおかしくなっているので,正常に眠ることはできない.私は,飲酒をやめて2週間くらいは,入眠困難な状態になる.だからその間は,睡眠薬の手助けを借りるのがいい.副作用としては,信じられないかもしれないけど,睡眠薬を飲む習慣をつけると,かえって不眠症になるってことだ.だから,あまり長期に服用することはお勧めしない.それと,ある種の睡眠薬では,憂鬱になる副作用を経験したことがある.だから,ワタシは長くて二週間程度しか服用しない.

【精神安定剤】
離脱症状の不愉快,イライラ,絶望感を感じる場合には,精神安定剤を服用することができる.精神安定剤は,効き目の軽いものからしっかりしたものまで,複数種類存在するし,どれがいいか,ってことは医師に指示を仰ぐ.私は,軽めのドグマチールとセルシンというのを処方された.服用中は,イライラした気分を抑えることができる.副作用は,ワタシの場合は性欲減退が著しくて,三ヶ月くらい自慰をできなかった時期がある.

全体的に最近の精神科の薬は著しい副作用もなくて,飲みやすいものだと思っている.ただ,正直副作用の無い薬なんて存在しないので,必ず何かしらの副作用はあると思ったほうがいい.服用に際して心配な点は医師に相談すること.

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2009/02/14 19:46 | Comments(0) | TrackBack(0) | アルコール依存症を考える

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