アホが周りに多かったのには理由があった.アホが好きだったのだ.
『クワイエットルームへようこそ』より
この映画,いい加減に生きてきた主人公の明日香が身を持ち崩す過程が重過ぎて私にはちょっと辛かったんだけど,松尾スズキとか三木聡の映画って,シリアスな題材を埋め尽くすいろんなコネタが仕込んであって笑えるから若干救われる.
特に笑えたのは
-朗読室の壁に貼ってある書初めが「野蛮人,初絞り,愛人,ブルマ,人妻」
-朗読室で乳首をいじりながらオナニーしてるクドカン
-アーリランアリラン♪って歌いながら金髪からテレカを取り出す大竹しのぶ
-明日香の冴えない元旦那が塚本晋也で現旦那が「鉄雄」
-ラストシーンで全力で自転車を漕ぐ金原さん
それから,カメオ出演がすごく多くて,
-相変わらず松尾スズキの奥さんが出てきたり(多分,真っ赤な赤いドレスで踊り狂う人だと思うんだけどどうだろう?)
-俵マチが旅館の女将,しりあがり寿が番頭,庵野秀明がいい加減な担当医,河合克夫が内科医
妻夫木が,元チーマーの放送作家の弟子,コモノ役で出てくるんだけど,この人,アホな小物役が本当に似合うと思う.真夜中の弥次さん喜多さんでも偽弥次さん役で伊勢丹の屋上で走り回ってたけど,今後もああいう路線で行ってくれればって個人的に思う.それから,大竹しのぶの演技はいちいち迫力ありすぎで超怖い.他の人の演技からしたら大竹しのぶの迫力がありすぎ.
上にQuoteした台詞は一番共感できた明日香の独白(笑)
で,昨日は鎌倉に遊びに行ったんだけど,子供の頃から何度も行ってる割には知らない場所も多くて,面白かった.天園ハイキングコースを三時間かけて歩いてきたんだけど,ハイキングってあんなにヘビーだったっけ?みたいな.ハイキングというよりトレッキングだった.街歩きのつもりで革靴履いていかなくてよかった..
それから,源氏山公園にも登ったんだけど,人の溢れる休日の鎌倉なのに人気が無くて居心地が良かった.なかなか,あそこまで登らないんだよね.そこで,太田道灌の首塚を発見したんだけど,人気のない山道にぽつんと碑があるだけで,これマジで太田道灌の首塚?って思った.帰宅して調べてみたら首塚は伊勢原にあるって書いてあって,どっちが本当の首塚なのかな.
それから,鎌倉って言ったら関東の若い少年少女達のデートスポットだったって言うのをすっかり忘れてて(交通費かからない,買い食いが楽しい,etc),若い綺麗なカップル達に気押された.最近の若者って,綺麗だよね~.
よろしければ挨拶代わりにクリックをお願いします.
↓
今日のミュージック
Erykah Badu - Honey
PR
トラックバック
トラックバックURL: