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2020/05/26 07:05 |
国を憎んでヒトを憎まず
家にかぼちゃの8分の1が残っていたので,今日の晩御飯はひっつみにした.ひっつみっていうのは,全国的には「すいとん」と言われているもので,岩手県の郷土食だ.郷土食って言っても,ご馳走じゃなくて各家庭で食されているものだ.

ワタシの父は岩手がルーツなので,東京で生まれた私も岩手に関して特別な想いを抱いている.盛岡に行くと亡くなった祖父祖母の岩手弁も懐かしく思うのだ.南部せんべい,南部鉄瓶,ちゃぐちゃぐ馬子,どれも郷愁を感じさせる特別なキーワードだ.

ひっつみ汁っていうのは,さっき書いたようにつまりスイトンなんだけど,野菜のたくさん入った味噌汁に小麦粉の団子が入ったものだ.いちおう今日のレシピを載せておくと,

 小麦粉は耳たぶくらいの堅さになるまでお湯でこねて冷蔵庫で寝かす
 おつゆは,出汁をとって普通に作る
 かぼちゃ,にんじん,豚肉,長ネギを具に.(具は自由)
 野菜が煮えたら,寝かしておいた種を一口サイズにちぎって汁に投入
 10分くらい煮込んだら,味噌を溶いて出来上がり.

煮崩れたかぼちゃがうまいひっつみ汁の出来上がりだ.

ちなみに,「ひっつみ」って言う名称は多分,小麦粉の団子をつまんで汁に放り投げるから,ひっつまむ,っていう意味なんだと思ってる.

因みに,こういう家庭料理のことを中国語では「家常菜」っていう.たとえば,あんまり辛くしてないマーボ豆腐のことは「家常豆腐」って言って,だいたいどこの地方の食堂でも食べられるものだ.

「家常」っていうのは,家で常に作られるおかず,っていう意味で,非常にセンスのいいネーミングだと思う.中国人の漢字の使い方は本家だけあってセンスがいい.

こんな風に,中国の文化や,中国の人々は大好きなワタシなんだけど,中国の政府に関しては人道的じゃないし,いまでも充分ひどい国だと思っている.

たとえば昨日のニュースで,日本に留学していたウイグル人の留学生が中国に一時帰国した歳に実質無実の罪で逮捕され,それから11年間収監されていたのが,やっと釈放されたっていうニュースなんだけど,逮捕されたヒトの妻子は可哀想にさいたま市に11年間残されたままで,会うこともできなかったっていう.

逮捕の理由は,公民館で文書のコピーを取ったことと,その人物が出版予定の書籍の内容に問題があった,っていう報道なんだけど,コピーを取ったっていうのがもちろん理由ではなくて,政治的な活動家としてもともと目をつけられていたんだろうと思う.

それにしても,表向きの理由といえど,出版されてもいない書籍の内容とか,コピーを取った,とか,そんな理由で11年の懲役が下ってしまう国家っていうのが酷い.家族を離散させて.

今でも,無数の政治犯とされる人々がその思想を理由に,無実で収監されているんだろうけど,そんな国が国際社会に普通に参加しているのが,非常に違和感を感じる.まだ,ミャンマーみたいに認められていない国ならまだしも,中国は発言力もあるし,日本と多大な貿易を行っているし,オリンピックを成功させた,って得意になっているじゃないか.

素晴らしい人々や文化のある国だから,政治も素晴らしいなんてことはなくて,人々と政府は切り離して考えないといけないのだな,っていうことを思ってる.どっかの掲示板の子供達みたいに,中国っていうだけで全部否定しちゃうようなのは本当にナンセンス.悪いのは政治だけで政治以外に何の罪もないってこった.

この考えはほかならぬ中国人に教えてもらった.彼らは日本の侵略について今でも話題にするけれど,国を憎んでヒトを憎まず,っていうことをたいていのヒトに言われた.学校でそのように教育しているんだそうだ.
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2009/02/11 19:12 | Comments(0) | TrackBack(0) | 世の中のこと

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