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2024/04/24 16:34 |
薬事法改正でネットで薬が買えなくなる件
今年6月からネットで薬が買えなくなります.

何でかって言うと,厚生労働省は「大量購入による自殺を抑止する」「薬害を防止する」ために,基本的に薬は「薬剤師による対面販売に限る」っていう方針を打ち出した.そして,反対の声が多く集まっているにも関わらず,薬事法が改正されようとしています.

この件はおつむのアレなワタシが見ても突っ込みどころ満載で,どうにも腑に落ちないので,どうも誰かがうまい汁を吸おうとしてる感じがぷんぷん.

厚生労働省の理由付けは多分建前なんだと思う.だって,大量購入で自殺しようとするなら2-3のドラッグストアをまわって大人買いすれば,なにもネットで買わなくても用は済むし,薬害のある薬を対面販売すれば問題が解決するわけでもなく,薬自体を規制すべきだし,だいいち,現状ドラッグストアで薬を買うときにいちいち副作用の説明なんて受けていない,ネットで買っても必ず説明書に副作用の説明が書いてある,コンビニ店員は薬剤師じゃない,などなどなっど,反論はいくらでもできるからだ.タミフルなんか薬害が疑われてるのに今でもがんがん使用されているジャマイカ.

消費者は困る.たとえば,よく言われるのが離島のヒトや事情があり家から出られないヒト,足腰の弱いヒトや高齢者がネット販売に頼ってる,っていう実情だ.それから,伝承薬を電話販売している会社は日本に数百あるらしく,彼らは廃業を余儀なくされる.加えて,対面で買うのが恥ずかしいモノ(水虫,痔,便秘,デリケートゾーン,ダイエット,その他もろもろ)が全部禁止されて,対面での販売に限られるってこと.「イチジク浣腸30個いり下さい」「この商品の副作用は云々・・・」なんてやり取りはしたくないよね.ワタシはイチジク派じゃないんだけど.

それで,あまりにもアレなのでちょっと調べてみた.

市販薬っていうのを1類,2類,3類の三種類に分けて,3類はビタミン剤,サプリメント,2類は風邪薬,頭痛薬などその他殆どの薬,1類は一部の胃腸薬や育毛剤.このうち,1類と2類は,基本ドラッグストアでの対面販売として,ネットは禁止,2類は,コンビニでの販売解禁,3類に関しては,ネット,コンビニ,ドラッグストアでの取り扱いとなる.

ここでコンビニっていうキーワードが出た.殆どの薬が含まれる2類のお薬に関しては,コンビニに新設の資格である「登録販売者」(薬剤師じゃないのがミソ?)がいれば,販売が可能になる.だから,事実上のコンビニ解禁というわけ.

コンビニ業界は,念願の薬販売ができるし,厚生労働省としては,「登録販売者」認定することで多分小遣い集めができるし,どうもコンビニと行政が笑い,消費者とネット通販業界が泣く,っていう構図になっているぽい.

さすが,HIVをばら撒いた阿部英がいたような厚生労働省で,消費者のことなんか一切考えていないんでしょうね.もしかしたら,コンビニ業界と厚生労働省では汚い裏取引があるんじゃないかと思わせる消費者不在の薬事法改正で,納得なんてできませーんのだ.

楽天は嫌いな会社のうちの一つだけど,今回の件については楽天を支持してるので私は楽天IDで改正反対のアンケートをしておきました.Kenko.comや楽天では今でも署名を受け付けているので気が向いた方は署名に協力してくださいね.

楽天
http://event.rakuten.co.jp/medicine/net_signature/
Kenko.com(厚労省へのリンクあり)
http://www.kenko.com/info/notice/otc/public_comment.html

参考
池田信夫の「サイバーリバタリアン」
http://ascii.jp/elem/000/000/195/195562/
東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009020602000218.html

#確かに海外からの個人輸入のほうが危険度はだーいぶ高いわけで,バイアグラのジェネリックとか..あっちが規制されないよう願う(笑)
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2009/02/07 12:07 | Comments(0) | TrackBack() | 世の中のこと

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