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2024/04/27 13:26 |
性同一性障害の写真展は不適切?
久々にGLBT系の新聞記事.



問題の概要は,立命館大学のある研究会が,性同一性障害の研究結果として,乳房切除手術を受けた性同一性障害の女性のヌード写真を,公共の学生ラウンジに貼り出したところ,学校側は「不適切な掲示」ということで撤去して,研究会はそれに抗議しているというもの.

これはワタシ的には完全に学校側が正しい.

1)その有益な研究結果は,必要な人が必要な時に手が届く場所にあるべきで,公開するものではない
2)公共スペースに掲示して,必要の無い(興味を持たない)人が強制的に目にすることが必要とは思わない
3)普通に考えて人間のヌードというのはインパクトが大きすぎるしましてや手術跡を殊更に見せるのは・・・

ホモセクシュアルもGIDもそうなんだけど,やっぱり「必要な人が必要な時に」というのが一番重要なFactorであって,必要でない人が必要でないときに欲しい情報ではないと思っている.たとえば逆の立場で,ゲイがマジョリティでヘテロがマイノリティな世の中だったときに,学校のラウンジに主張するノンケ達の性交写真なんかが掲示されるとやっぱり「気持ち悪い」と思うよ.なぜそういう視点を持たないのかな.

性同一性障害といって殊更に病気みたいな名前を付けることも私はあまり賛成しない.体の不整合を正すための手術だけは認可されるべきだと思うけど,やっぱりゴールは手術ができる,っていうところまでであって,それ以上の色々な主張はあまり認められるべきではないと思う.例えば私たちは男性として男性を愛しているけど,精子構成 性嗜好性障害なんて名づけて欲しい人はいないでしょう.

ワタシは「忍びの美学」みたいなものに傾倒しているので,なんでもかんでも(たとえそれが性的な事柄であっても)お天道様の下に引きずり出して明らかにする,っていう風潮には賛成しない.性的な事柄なんていうのは隠れているから色気があるんであって,殊更にゲイリブを進めて電車のなかで平気で男同士がキスをするような世の中にはなってはいけないと思っている.だから,パレードにも賛成しない.

こんなことを言うと,「アナタのような明け透けな人間はクローゼットに悩んだこともない」みたいなことを言われそうだけど,ワタシだって人並みにクローゼットに悩んでいるし,20代前半の一時期カミングアウトするマイブームがあって手当たりしだいに打ち明けるっていう暴挙に出たこともある.ただ,それを通じて学んだのは,私がゲイであろうがなかろうが,世の中の殆どの人には必要のない情報だし,知りたくも無い情報なんだってことだ.自意識過剰になっているだけで,自分にとっては大きな石だけど人々にはどうでもいいことだ.

それと,秘密を打ち明けるっていうのは,自分の重い荷物(Burden)を相手に半分負担させるということなので,注意深くしないといけないってこと.この学生達のしていることって,自分の重い荷物を手当たり次第に押し付けているということで,反対されて当然なんだと思う.

まぁ,こうして全国紙に取り上げられたことで,「見なければいけない現実がある」と息巻くこの学生達の望みは叶えてるけどな.
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2009/02/03 22:19 | Comments(0) | TrackBack() | 愉快なゲイライフ

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