さて,ご存知のとおりブログをUPする際に今日のミュージックっていうのをついでに載せている.あれは,そのときのワタシの気分で聴きたい曲を一曲だけピックアップして載せてるんだけど,黒人音楽が多いのが特徴だと思う.
プロフィールにも書いているとおり私は黒人音楽が大好きなんでゴスペルのサークルにも入ってるし,だいたいその時々の黒人音楽はチェックしているつもりだ.黒人主体の音楽ならだいたい,Jazz,ゴスペル,ソウル,R&Bに関わらず聴いている.
これは別に,何か主義主張があるとか誰かに教えられたからそういう嗜好なわけじゃなくて,本当に本能みたいなもので黒人音楽を聴き始めた.
中高生の頃からラジオでアメリカのビルボードなんかのヒットチャートをチェックする習慣があったんだけど,当時同級生達は殆どがロックに傾倒していて,当時ならガンズとかニルヴァーナとか,ませてる子達がポリスとかディープパープルを聞いていた.でもワタシはヒットチャートを聴いても,ハードロックなんて何が良いのか全然判らなかったし,楽しくなかった.ブライアンアダムスが当時流行していたけど,退屈すぎて本当にわからなかった.そんなのより何より心躍ったのはやっぱり,ホイットニーヒューストン,マイケルジャクソン,ボビーブラウンなどの黒人音楽なんだよね.イントロを聴いただけで胸が躍って身体が自然に反応したし,腰が跳ねるリズムにも,すごい倍音の響く歌声にも魅了されたんだ.
で,ワタシは中高生の頃から黒人並みに鼻がでかいので,多分こうして黒人の音楽に魅了されるのは前世が黒人なんだな,なんて中学生らしい妄想に身をゆだねたりしていたんだけど,別にヒップホップファッションに身を包んだわけじゃない.生徒会の役員だったし,普通に清楚でインテリな服を着てました.プゲラ.
ちなみに黒人白人黄色人種って言うけど,黒人は別に炭みたいに真っ黒ってわけじゃないし,白人が紙みたいに白いわけじゃない.黄色人種に至っては,そんなに黄色い人は肝炎にならないとお目にかかれないわけだし,黄色人種とかイエローって名づけた人が見たのがたまたま肝炎患者の集団なんじゃないか,って思う.ワタシは基本的にピンク色の肌なので,黄色って言われるのは不本意で,桃色人種って呼んでほしいなって思ってる.
黒人だって炭みたいに黒い人はまれで,濃いブラウンから薄いミルクコーヒー色の人までいろいろいるよね,だからブラックって言わないでアフリカンアメリカンと言おうとかっていうポリティカルコレクトネスも行われているんだけど,そういう表層的な処置が正しいなんて全然思ってない.ただ,黒くないのに黒って呼んだり,ピンクをイエローって呼んだりすることに違和感があるだけだ.
って相変わらず話が大きく逸脱したんだけど,中学生の頃にはホイットニーを聞くようになって,高校生でマーヴィんはじめモータウンをひととおり,アレサ,サムクックを聞き始めた私は筋金入りに黒人音楽が大好きだ.丁度時代もそっちを向き始めて,TLCみたいなストリートの女の子達がビルボードで総合1位になってしまったのも私が18の頃だし,ヒップホップ系ミュージシャンがどんどん躍進を遂げたのが90年代初めころだ.
黒人音楽にもいろいろあって,20歳のころにはJazz,ブルース,ソウル,R&B,モータウンなんかはだいたい聴いたんだけど,その頃には自分が何が一番好きかっていうのを確立した.ワタシは倍音がよく響く黒人の歌声が好きで,加えて当時流行してたヒップホップ系のサウンドが好きだから,ヒップホップをバックに歌が乗るっていうのが一番好きなんだっていうのがわかったんだ.で,丁度その頃そういう分野の開拓者であるMary J.がデビューして,今までずーっと大好きなんだ.Mary J.っていうとラッパーとのコラボが多いことで有名なんだけど,デビューアルバムのWhat's The 411? で既にバスタライムスとか,Buttnaked tim dawgとかとコラボしてて,おかげでいろんなラッパーの名前を覚えた.
Hip Hopは,とりあえず黒人音楽ウォッチャーとしては,進んで聴くわけじゃないんだけど視界にはいつも入っている感じで,耳に入れば気になるし,主要な音源は抑えておくみたいな感じで軽く聴いてた.お気に入りはやっぱホモなんでよくLGBTにDisする男子ラッパーよりは女性ラッパーに傾倒しちゃって,Queen Latifahの二枚目,三枚目なんかはすごく聴いたし,LatifahつながりでNaughty By Natureとかも好きだった.
で,自分にとってHip Hopっていうのは,セックスとドラッグで,反逆的で社会性があって,いつも世間に対して何か問題提起していて,攻撃的でメインストリームじゃないところがカッコいい,っていうものだったんだよね.だからFugeesのローリンヒルが,99年にグラミー賞を5つも取ったときのスピーチで,「信じられない!?だってアタシヒップホップなのよ?」って言ったのは爆笑しつつもすごく納得した.
で,アメリカでは今でもヒップホップミュージシャンがチャートの上位にいるし,Justin なんかも黒人トラックメイカーと上手くコラボしてて,黒人音楽の重要性っていうのは変わってないんじゃないかと思う.Jay-Zみたいにすっごく成功した人もいるし,ストリート出身でも大成できるっていう,ちょっとしたアメリカンドリームもある.それでもヒップホップ本来の持ち味である社会性とか反体制な思想を持っていてくれたほうがワタシとしては好きなんだよね.
日本でもヒップホップをやろうという人ややってる人はたくさんいるんだけど,いまいち盛り上がりに欠けていて,やっぱり日本人てあんまり自分の意見を言わない傾向があるし,なんかメロドラマみたいに情緒的でネクラな森山良子の息子みたいなフォークが好きだよね?国民性なのかもしれないけどワタシは嫌いだね!
一番わけわかんないのはオレンジレンジの花みたいに,ハートウォーミング系で心温まる曲なのにラップを挿入するとか意味わからない.Seamoなんて昔は全裸でステージ出てたよな人が「また会いましょう♪」とか言って何ハートウォーミング系で売ろうとしてんの?みたいな違和感.そんなハートウォーミング系はネクラ軟弱フォーク野郎に任せとけばいいじゃん?ヒップホップならなんで社会に文句言わないの?って思う.
ヒップホップはニューヨークのストリートの貧乏人が世間に文句を言うためのものだから日本人が猿真似してもみっともない,みたいな意見もあるんだけどそれを言ったら今世間に流れている音楽の殆どは猿真似だし,西洋の模倣なんだよね.ワタシは真似が悪いことなんて思ってない.高く評価されている日本人のジャズミュージシャンはたくさんいるのに,ジャズは黒人が作り出したものだ,って難癖つける人はいないし,ゴスペルの様式をお借りして高度な音楽を創造し続ける吉田美奈子みたいな人もいるし,AIだってDoubleだってアムロナミエさんだって,もろアメリカンR&Bの影響を受けているけど私は好きですよ?だから日本のヒップホップにも伸びしろが幾らでもあると思う.
丁度日本はどんどんビンボーになりつつあって,どんどんHiphopが似合うストリート系な世の中になってゆくんだから,日本のMCのヒト達は歌モノとかハートウォーミングに走ってる場合じゃなくてせっせとレペゼンして欲しいなぁ.もっと自民党とか給付金とかDisってくれたらCD買うよ.もしくはiTunesで買うし.
マニアックな話題ですいませんねー,ワタシも桃色人種だ!っていうかたは是非クリックをお願いします!
↓
今日のミュージック
The Bridge MC SHAN
SOUTH BRONX KRS-ONE(BOOGIE DOWN PRODUCTIONS)
関連リンク
HIPHOP冬の時代 生き残りをかけて"泣き"に走るラッパーたち
http://www.cyzo.com/2009/02/post_1558.html
BILLBOARD
http://www.billboard.com/bbcom/index.jsp
BRIDGE WAR
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Bridge_Wars
KRS ONE
http://en.wikipedia.org/wiki/KRS-One
MC SHAN
http://en.wikipedia.org/wiki/MC_Shan
ALLURE
http://www.amazon.co.jp/Allure/dp/B000002BQX
TOTAL
http://www.amazon.co.jp/Total/dp/B0000039Q5/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=music&qid=1237021433&sr=1-1
MARY J. BLIGE
http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/mary/
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プロフィールにも書いているとおり私は黒人音楽が大好きなんでゴスペルのサークルにも入ってるし,だいたいその時々の黒人音楽はチェックしているつもりだ.黒人主体の音楽ならだいたい,Jazz,ゴスペル,ソウル,R&Bに関わらず聴いている.
これは別に,何か主義主張があるとか誰かに教えられたからそういう嗜好なわけじゃなくて,本当に本能みたいなもので黒人音楽を聴き始めた.
中高生の頃からラジオでアメリカのビルボードなんかのヒットチャートをチェックする習慣があったんだけど,当時同級生達は殆どがロックに傾倒していて,当時ならガンズとかニルヴァーナとか,ませてる子達がポリスとかディープパープルを聞いていた.でもワタシはヒットチャートを聴いても,ハードロックなんて何が良いのか全然判らなかったし,楽しくなかった.ブライアンアダムスが当時流行していたけど,退屈すぎて本当にわからなかった.そんなのより何より心躍ったのはやっぱり,ホイットニーヒューストン,マイケルジャクソン,ボビーブラウンなどの黒人音楽なんだよね.イントロを聴いただけで胸が躍って身体が自然に反応したし,腰が跳ねるリズムにも,すごい倍音の響く歌声にも魅了されたんだ.
で,ワタシは中高生の頃から黒人並みに鼻がでかいので,多分こうして黒人の音楽に魅了されるのは前世が黒人なんだな,なんて中学生らしい妄想に身をゆだねたりしていたんだけど,別にヒップホップファッションに身を包んだわけじゃない.生徒会の役員だったし,普通に清楚でインテリな服を着てました.プゲラ.
ちなみに黒人白人黄色人種って言うけど,黒人は別に炭みたいに真っ黒ってわけじゃないし,白人が紙みたいに白いわけじゃない.黄色人種に至っては,そんなに黄色い人は肝炎にならないとお目にかかれないわけだし,黄色人種とかイエローって名づけた人が見たのがたまたま肝炎患者の集団なんじゃないか,って思う.ワタシは基本的にピンク色の肌なので,黄色って言われるのは不本意で,桃色人種って呼んでほしいなって思ってる.
黒人だって炭みたいに黒い人はまれで,濃いブラウンから薄いミルクコーヒー色の人までいろいろいるよね,だからブラックって言わないでアフリカンアメリカンと言おうとかっていうポリティカルコレクトネスも行われているんだけど,そういう表層的な処置が正しいなんて全然思ってない.ただ,黒くないのに黒って呼んだり,ピンクをイエローって呼んだりすることに違和感があるだけだ.
って相変わらず話が大きく逸脱したんだけど,中学生の頃にはホイットニーを聞くようになって,高校生でマーヴィんはじめモータウンをひととおり,アレサ,サムクックを聞き始めた私は筋金入りに黒人音楽が大好きだ.丁度時代もそっちを向き始めて,TLCみたいなストリートの女の子達がビルボードで総合1位になってしまったのも私が18の頃だし,ヒップホップ系ミュージシャンがどんどん躍進を遂げたのが90年代初めころだ.
黒人音楽にもいろいろあって,20歳のころにはJazz,ブルース,ソウル,R&B,モータウンなんかはだいたい聴いたんだけど,その頃には自分が何が一番好きかっていうのを確立した.ワタシは倍音がよく響く黒人の歌声が好きで,加えて当時流行してたヒップホップ系のサウンドが好きだから,ヒップホップをバックに歌が乗るっていうのが一番好きなんだっていうのがわかったんだ.で,丁度その頃そういう分野の開拓者であるMary J.がデビューして,今までずーっと大好きなんだ.Mary J.っていうとラッパーとのコラボが多いことで有名なんだけど,デビューアルバムのWhat's The 411? で既にバスタライムスとか,Buttnaked tim dawgとかとコラボしてて,おかげでいろんなラッパーの名前を覚えた.
Hip Hopは,とりあえず黒人音楽ウォッチャーとしては,進んで聴くわけじゃないんだけど視界にはいつも入っている感じで,耳に入れば気になるし,主要な音源は抑えておくみたいな感じで軽く聴いてた.お気に入りはやっぱホモなんでよくLGBTにDisする男子ラッパーよりは女性ラッパーに傾倒しちゃって,Queen Latifahの二枚目,三枚目なんかはすごく聴いたし,LatifahつながりでNaughty By Natureとかも好きだった.
で,自分にとってHip Hopっていうのは,セックスとドラッグで,反逆的で社会性があって,いつも世間に対して何か問題提起していて,攻撃的でメインストリームじゃないところがカッコいい,っていうものだったんだよね.だからFugeesのローリンヒルが,99年にグラミー賞を5つも取ったときのスピーチで,「信じられない!?だってアタシヒップホップなのよ?」って言ったのは爆笑しつつもすごく納得した.
で,アメリカでは今でもヒップホップミュージシャンがチャートの上位にいるし,Justin なんかも黒人トラックメイカーと上手くコラボしてて,黒人音楽の重要性っていうのは変わってないんじゃないかと思う.Jay-Zみたいにすっごく成功した人もいるし,ストリート出身でも大成できるっていう,ちょっとしたアメリカンドリームもある.それでもヒップホップ本来の持ち味である社会性とか反体制な思想を持っていてくれたほうがワタシとしては好きなんだよね.
日本でもヒップホップをやろうという人ややってる人はたくさんいるんだけど,いまいち盛り上がりに欠けていて,やっぱり日本人てあんまり自分の意見を言わない傾向があるし,なんかメロドラマみたいに情緒的でネクラな森山良子の息子みたいなフォークが好きだよね?国民性なのかもしれないけどワタシは嫌いだね!
一番わけわかんないのはオレンジレンジの花みたいに,ハートウォーミング系で心温まる曲なのにラップを挿入するとか意味わからない.Seamoなんて昔は全裸でステージ出てたよな人が「また会いましょう♪」とか言って何ハートウォーミング系で売ろうとしてんの?みたいな違和感.そんなハートウォーミング系はネクラ軟弱フォーク野郎に任せとけばいいじゃん?ヒップホップならなんで社会に文句言わないの?って思う.
ヒップホップはニューヨークのストリートの貧乏人が世間に文句を言うためのものだから日本人が猿真似してもみっともない,みたいな意見もあるんだけどそれを言ったら今世間に流れている音楽の殆どは猿真似だし,西洋の模倣なんだよね.ワタシは真似が悪いことなんて思ってない.高く評価されている日本人のジャズミュージシャンはたくさんいるのに,ジャズは黒人が作り出したものだ,って難癖つける人はいないし,ゴスペルの様式をお借りして高度な音楽を創造し続ける吉田美奈子みたいな人もいるし,AIだってDoubleだってアムロナミエさんだって,もろアメリカンR&Bの影響を受けているけど私は好きですよ?だから日本のヒップホップにも伸びしろが幾らでもあると思う.
丁度日本はどんどんビンボーになりつつあって,どんどんHiphopが似合うストリート系な世の中になってゆくんだから,日本のMCのヒト達は歌モノとかハートウォーミングに走ってる場合じゃなくてせっせとレペゼンして欲しいなぁ.もっと自民党とか給付金とかDisってくれたらCD買うよ.もしくはiTunesで買うし.
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The Bridge MC SHAN
SOUTH BRONX KRS-ONE(BOOGIE DOWN PRODUCTIONS)
関連リンク
HIPHOP冬の時代 生き残りをかけて"泣き"に走るラッパーたち
http://www.cyzo.com/2009/02/post_1558.html
BILLBOARD
http://www.billboard.com/bbcom/index.jsp
BRIDGE WAR
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Bridge_Wars
KRS ONE
http://en.wikipedia.org/wiki/KRS-One
MC SHAN
http://en.wikipedia.org/wiki/MC_Shan
ALLURE
http://www.amazon.co.jp/Allure/dp/B000002BQX
TOTAL
http://www.amazon.co.jp/Total/dp/B0000039Q5/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=music&qid=1237021433&sr=1-1
MARY J. BLIGE
http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/mary/
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