40代からの歯列矯正

以前付き合ってた１０も若い大学を卒業したばかりで，ディズニーストアでバイトしてる男の子がこう言っていた．

「ボクは，人が夢を見れるような仕事をしたいんだよう，だから，ディズニーのキャストになりたいんだぁ」

ワタシは相変わらず意地悪に，「それならポルノに出ればいいじゃない？」って頭の中で思って，でも口には出さないでいた．

「現役水泳部腹筋２０歳が初アナル姦通に雄叫び！」なんて，殆どの男（ゲイ）の願望だし，最強のファンタジーなんだから，世の中で一番人々に夢を見させる職業だと思う．

「金に困ったら３０代系の売り専でバイトするから」って言った日に彼は泣いていた．多分現実を直視することができなかったんだと思う．

今，その子は有名な劇団でミュージカルに出演しているらしくて，ちゃんとヒトに夢を見せる職業についたことを邪心なく応援したいと思う．

今日，梅を見に行った帰りに，ずっと家について考えていた．家っていうのは笑い声のある場所，もしくは，面倒くさい視線があるような場所で，今自分が帰ろうとしている場所は家じゃない，と．それは多分棲家みたいなものだ．

じゃあ，男性同性愛者に家はあるのか？なんていいだすと，全て自分の境遇を性癖の所為にしてしまうみたいで全く間違っていると思うので，それはしない．いつか家が見つけられるかわからなくてもいつか家に帰りたいと思う．

思えば，これまでの人生で何度も家に帰りたいと思っているけど，帰った家はワタシの思うような家じゃなくて，じゃあ家はどこにあるのか，っていう旅をしているような気がする．

なんてことをおもいつつ，帰宅してほうとうを煮た日曜日でしった．