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2024/05/18 22:01 |
すぐ脱ぐ人々
ワタシの大好きな,日本最古のカラー映画「カルメン故郷へ帰る」のなかに,こんな台詞がある.「牛や馬じゃあるめぇし,人様の前で裸になるこたぁねぇのに」.だいたいのあらすじを説明すると,子供の頃に牛に頭を蹴られてからちょっとおつむの弱い浅間山出身のおキミちゃんは,脱ぐことは芸術なんだ!って信じて東京でストリッパーをやってる.で,里帰りしてもどうしたって派手な服装が注目されるし,ムラの田舎モノとは折り合いが悪くて,「じゃあ,アタイら一発,舞台をやっちまおう!」って,友達のアケミと一緒に山の麓の即席ステージでストリップをやることになる.それを知った,牛飼いをやってるおキミちゃんのお父さんは泣きながら,上記の台詞を口にするのだ.

この映画,何度見ても笑えるし,泣いちゃうし,木下恵介監督の人情がつまったいい映画なので,是非見て欲しい.

・・・って書いちゃうとブログが終わってしまうので,今日のテーマは,すぐ脱ぐ人々のことだ.今,インターネットの時代になって,10代のお子様達でもブログを書いたりできるようになった.しかも,彼らの殆どは彼氏がいたりして,デートの報告なんかをしている.もう,どうなってんの?って感じだ.ワタシから見ると,ブログを書いてるって言っても,結局何にも言ってないことが多いし,ただの文字の羅列みたいに見えてしまうので,高校生ブログなどは読まないんだけど,気になるのは,裸の写真をまめにアップする人たちだ.多分「人気ブログランキング」みたいなもので,少しでも上位に,っていう魂胆があって,裸の写真をUPすれば,アクセス数も増えて,っていう構図は容易に想像できる.

誰しも,自分が注目されたいっていう欲求を持っているし,その欲求が花ひらくことで,Professionを得たり,名声を得たりするものなんだろう.ただ,アクセス数を増やすっていう目的はどうなんだろう.アクセス数が50万60万になったらそんなに嬉しいか?もしくは,人気ブログランキングで1位になれたらそんなにいい事あるんだっけ?

多分,いい事なんてまるで無いと思う.ネットアイドル気取りで自己満足できる,っていうだけで,それ以上でも以下でもないね.それが,本当にヒトを魅了する文章や誰が読んでも愉快なコンテンツで,ランキング1位になったなら自分の才能を客観的に認められたっていう価値はあるんだろうけど.現に,ランキングを見てみれば,きちんとした文章のコンテンツのサイトが上位になっているだろう.どうせ自分の身体を売り物にするのなら,売り専で働けばいいのに・・・って思ったけど未成年だと違法になるのか..危ない.

ワタシが嫌だな,って思うのは,その安易な発想だ.自分がパンツ一丁になれば,人様の注目を得ることができる,っていう安易な回路が10代のうちから身についてしまうと,大人になったときにただの頭のおかしい大人になる.10代の頃って,未熟で,誰の注目も集められない,っていう苦悩があって,それを糧に20代,30代って努力していくのが大多数のヒトなんだから,そういう安易な回路を作らないほうがいいと思う.

例えば,マドンナとか飯島愛とか,脱いだ人々はたくさん居るんだけど,彼女たちが脱いだのは,当然それに対する対価が支払われるってことと,将来的にショウビジネスで成功したい,っていう「目的」があったからだ.べつに「脱いで注目を浴びる」ことが目的ではなくて,注目を浴びてからやりたいことがあったから脱ぐ,っていうのは方法としてアリなのだ.でも,最終目的が「お金」でもなく「成功」でもなく,ただ「注目を浴びる」っていうところだと,浅はかすぎるってもんだ.

で,冒頭のおキミちゃんのお父さんの台詞のように,人前で裸になるなんて,牛や馬と同様の頭の軽い行動だし,高卒で粗末なノーミソのワタシにだって片手でできることだ.ほら.


ほらほら.勃起するか!オラ.


でも,こんなことをしたって,アクセス数が10くらい増えたからって,自分の気持ちは満たされないし,幸せにはならないし,人生の糧にはならない.だから,大して綺麗でもない裸を見せてご満悦のお子さん達は,そういうことは今スグやめて,もっと「注目されない苦悩」をちゃんと味わったほうがいい,って思うのだたー.
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2009/02/15 12:40 | Comments(0) | TrackBack() | 愉快なゲイライフ
「肥後ずいき」というアダルトグッズ
ワタシもいつだって興味津々な男の子(※)の一人としてアダルトグッズは大好きなんだけど,先日ものすごいアダルトグッズを発見してしまった.

きっかけは,友達がブログに「ずいき」のことを書いていたからだ.「ずいき」っていうのは,サトイモの葉っぱの茎の部分を感想させて乾物にした食材なんだけど,地方によっては酢の物や酢味噌にしてよく召し上がるらしい.

実家は父は東北母は関東なので,食卓に「ずいき」がのぼることは無かったんだけれど,アダルトグッズだけでなく,乾物も大好きなワタシのことだから,例によって「おいしそうだなー」ってインターネットを駆使して「ずいき」のことを調べ始めたんだ.ぐぐると,Wikiや通販サイトが見つかったので,えいやっと全部開いてみた.

で,読みはじめたらどうも違うことが書いてあった.正確にはサトイモの茎のことを書いてあるんだけど,江戸時代から伝わる日本古来の性具・・・性具?

詳しくはこちらでご自分でチェキして頂きたいんだけど,どうやらその,ひも状の「ずいき」を編み上げたものを「ハリガタ」として女性の膣に挿入したりするらしいんですよ,奥さん.もしくは,男性器の根元に,「コックリング」として利用するらしいんですよ.

こっくりさんはコックリングと似ているんだけど,そうじゃなくて.なんでサトイモの茎を編み上げてハリガタにしないといけないかっていうと,サトイモの茎に含まれる何とかっていう有効成分が,女性の膣に刺激を与え,また,陰茎への血流を増量させ,姫も殿方も大喜びなんだって!

ワタシは,山芋は痒くなるから膣や肛門に山芋を挿入するプレイっていうのは聞いた事あるんだけど,こんな伝統アダルトグッズがあったとは知らなかった.勉強になるなぁ.

ホモが肛門性交で使っても成功するのか・・ってことで試してみたかったんだけど,結構な値段するのでちょっと遠慮しちゃったんだけど,いつか試してみたいと思った次第です.

ていうか,やっぱり日本人はCoolだと思った.だって,「干物 兼 アダルトグッズ」 っていう発想をしないもの.普通.日本人に生まれてよかった!それに,アダルトグッズのことを「性具」って呼ぶのも知らなかった.性具.かっこいい!エネマグラという性具.文学みたい(喜

Wiki 肥後ずいき
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%82%A5%E5%BE%8C%E3%81%9A%E3%81%84%E3%81%8D

こちらの通販サイトはなかなか素敵なんで是非見てみて.
肥後ずいき専門店【熊本の民芸品こけし】
http://www.higozuiki.com/#真珠美人,極太極長,異国人.姫なかせ,将軍様セット!!やべ勃起してきた.

それにしても日本人の食への執念はすごいと思っていて,この「ずいき」に使われる芋は不味くて食べられないらしい.だから,せめて茎でも・・・って思ったのが食用の始まりなんだろう.「ずいき」は芋の茎だし,蕗や牛蒡みたいなものを食べるのも日本人の執念だと思ってる.きゃら蕗を煮たものは大好きなんだけど,調理法も知らないし,スーパーでもあんまり売ってないから,そういう文化が廃れてしまうのかな,ってちょっと心配になる.

(※)子じゃねえけどな.

2009/02/15 07:17 | Comments(3) | TrackBack() | 愉快なゲイライフ
同性愛者のアイスランド首相に関連して
さーてー,今日はバレンタインデー.バーストした自転車のタイヤの換えを買いに東急ハンズへ.新宿は,カポー,カポー,カポーの渦潮みたいになっていた.憎い.おまへらが憎い・・・なーんてことはない.

レズのヒトにはどういう日なんだろう?やっぱり互いにチョコを贈りあう感じ?

先日,アイスランドの新しい女性首相が同性愛者で,女性のパートナーと暮らしているっていう外電を話題にした.個人的には,セクシャリティと仕事の優劣は一切関連しないと思うので,どんなセクシャリティだろうが政治能力が高いならヒトは歓迎するだろう.逆もまたしかり.この人物のことを良く知らないが,同性愛者である以前に非常に仕事のできる有能な女性なんじゃないか.

で,日本にも確か同性愛者の女性政治家がいたなー,ってことで誰でも知ってるあの有名人(?)をチョコチョコチェックさせて頂いた.

ワタシがこのヒトのことを,諸手を上げて応援できないのは,どうも対象がセクシャルマイノリティに傾いている感じがするからだ.国政に参加するには国民に目線を向けないといけないんだけど,このヒトの目線の先にはいつもセクシャルマイノリティがいて,セクシャルマイノリティのために活動します!っていう宣言をしているように見える.

たとえば,子供向け携帯電話で同性愛関連のサイトがフィルタリングされる,っていう問題があったとき,このヒトは携帯電話会社に申し入れをしてた.その行動力は立派.が,その問題が解消されて喜ぶのは携帯電話の利用者とか保護者とかじゃなくて,津々浦々の同性愛者達だけだ.保護者としては子供に同性愛のサイトなんか見て欲しくない,っていう視点が欠けているな,と,個人的にはフィルタリング賛成だった同性愛者のワタシからしたら思う.

国政に参加したいのなら,セクシャルマイノリティに限らず国民全体の利害を考えるっていう視点を持ったほうがいいと思うし,そういうことを国民が感じ取ってしまうから,国政に参加できなかったんじゃないか.

つまり,同性愛者の視点を生かして国民のために働くヒトはアリなんだけど,同性愛者の視点を生かして同性愛者のために働くのでは,その辺のボランティアとなんら変わりないんじゃないのかな~っていう感想を持った.アイスランドの女性首相が前者で,日本の某同性愛政治家は後者なのでは.

で,最近はブログの活動報告も無いし,どこで何をしているのやら,たまにレインボー関連のイベントに参加しているような情報が見られるが,もう政治家としての活動はやめて,LGBT活動家一本に絞ってるんだろうか.それもそれでアリだけど,応援するので是非政治家として正しい活動をして欲しいと思う.

そういえば薔薇族編集長のブログを読んでいたら,尾辻さんのことにも言及されていて,「日本中の同性愛者が応援すれば国政に行けたかも・・」なんてことを書いていたけど,同性愛者だからといって仲間とか,友達っていう風には思ったことは無い.あまたいる同性愛者の中でも友達はほんの一握りであるし,むしろ「敵!そいつ敵!気をつけて」的なヒトも多いのだ..

2009/02/14 19:19 | Comments(0) | TrackBack() | 愉快なゲイライフ
ノンケとゲイの微妙な距離
ワタシが幾ら目を三角にして嫌っても,来てしまうものはしょうがない.やっぱりバレンタインデーはやってきて,義理とはいえ貰えば貰ったで嬉しいのがな昨今です.収穫三つ.なんでホモがノンケのお祭りに強制参加させられなきゃなんないのよ~って言ったところで義理チョコはワタシを捉えるのだ.ノンケとの微妙な距離の取りかたって難しい.今日の議題はノンケとの距離感だ.

皆さんはノンケと飲みに行ったり食事したりしますか?ワタシの友達には2種類居て,積極的にノンケとのダイニングアウト等を楽しんでいるタイプと,「ノンケは面倒くさいからどうも・・」っていうタイプに二極化してる気がする.ワタシ自身はゲイの友達ってあまり居ないので,会社のノンケとつるんでるほうが圧倒的に多いのだ.だからたまにゲイであることも忘れそうになる..これマジ話.

でも,調子に乗ってノンケとつるんで酒飲んだりしてると,ワタシの仮面がズルズルずれてきてゲイモード入ってきちゃって,ミョーに熱い目で優しいノンケオトコを見つめちゃったり,「彼女が」って言おうとして「彼氏が」って言って唖然とされたりってこともよくある.

いっこ上のノンケ同僚は性格がよくてルックスが良くて優しい男だ.一児の父の癖にオトコの私を「ぢつはハンサムだよね?」って言ったり頻繁にボディタッチをしてきたりするので,相手は男の子特有のじゃれ合いをしてるんだ,って判ってても,なんか自然と妖しい気分になってきてしまうことがある.そういうときは我に返って自分を取り戻すんだけど,そんなノンケ男の予定調和的に他愛なく触られても,こちらは性嗜好的に決して他愛なく触られるわけにもいかず,少なからず心穏やかで居られないので不公平なんじゃないか,と思う今日この頃.でもなんだかんだで楽しいから触るのを止めろとも言わない.この距離感.

この微妙な距離感はそんなに嫌いじゃない.スリルがあって(笑

仲のいいノンケと3~4人で飲みに行って楽しいのは,彼らがたいてい物事を客観的に見つめているのがわかるからだ.傾向的にゲイのヒトには主観が強い感じのヒトが多い気がするんだけど,ノンケで庶民で30代半ばにもなると,身を固めて子を成して,住宅ローン,妻の小言,少ない小遣い,養育費,もろもろの出費で,自分の楽しみを諦めているようなヒトが多いと思う.だからあんまり自分のことばっかり考えてないし,代わりに社会を良く見ているように思える.対してワタシを含めゲイのヒトは,庶民でも割と自分のために金を使えるし,趣味に身を投じたり身奇麗にしたり,30代40代になっても恋をしたり,一人になりたければひとりになれるので,自分のことを考える時間が豊富にあるように思う.この点においてはゲイに生まれて本当に良かった!なんて思う.

だから,ちょっとゲイとは視野の異なるノンケ達と積極的に遊ぶのは私は好きなんだけど,20代の頃とかは,やっぱりちょっと苦手意識を持っていた.主に,「恋人のことを聞かれたらどうしよう」とか,「ホモばれしたらどうしよう」とか,「傷ついたらどうしよう」みたいにクヨクヨと.でも,恋人のことなんて適当言っておくか,恋愛しない主義とでも言っておけばその先聞くような野暮な奴はいない(彼女と彼氏の言い間違いは気をつけような!).あるときからは「ホモばれしたらしたでバレればいいじゃん」てケツをまくった,バレたからって死ぬわけじゃないし.高級官僚でもないからホモバレして社会から抹殺されるような世の中じゃない.傷ついたらどうしよう,って思ってるヒトいたら,断言するけど,ノンケと付き合うよりホモと付き合うほうがよっぽど傷つく出来事があるよ.いい出来事もあるけどね.

なかには,ホモの悪口を皆で言って笑ったり,一緒にフーゾクに行きたがるようなノンケもいるんだけど,そういうのとは付き合わなければいいんじゃない.ワタシの周りにもいるけど,そういうのとは遊ばないで,礼儀をわきまえてて節度あるノンケを吟味して遊んだほうがいいと思う.そして,こちらも礼儀を忘れない.そうしたら,多分楽しくノンケと遊べると思う.もちろん,ワタシの知らないいろんな業界とか風土があるんだろうから,誰にでもできることでは無いんだけれど,良心的なノンケの同僚がいるのに自分から心を閉ざしているようなヒトがいたら,多分それは損してるような気がする.

なんで,しつこくノンケと遊ぶことを力説してるかっていうと,ゲイと遊ぶのも楽しいんだけど,そればっかりじゃ視野が狭くなるし,ブログだってゲイブログばっかり読んでいるとゲイの常識ばっかり入ってきちゃうから,バランスが良くない.たまには,ノンケ社会のブログにも触れて,ゲイもノンケもいる広い社会の一員の常識を持てば,自分にとって幸せだからだ.野菜ばっかり食べないで肉を食べようとか,そういう話.どっちが野菜でどっちが肉かわかんないけどね.

野菜と肉で思い出したけど先日,飲み会に誘った子に,「その飲み会は草食動物系ですか?肉食系ですか?」って聞かれたので面白かった.ユニークだよね.気持ちはわからなくはないけど・・・.

2009/02/13 22:03 | Comments(1) | TrackBack() | 愉快なゲイライフ
おぬしを好きな理由
SATCの男達なら誰が好き?エイダン,ビッグ,スティーブ,トレイ,アンソニー・・・

ワタシは断然,スティーブ.あの真っ直ぐな目つきと,特徴のある声がいい.いや,もう声だけでも,いい.




昨日プールで,ひとりの青年に目が釘付けだったって話.

彼は,色白で華奢な,20代前半の青年.

って書くと,ここでブログが終わってしまうので,ワタシの脳内ピクチャを必死こいてかき集めて彼のことを書こう.

プールサイドのビート板置き場の前に,こちらに背を向けて立っていた一人の青年.彼の肌は体毛が薄く青磁みたいになめらかで,薄い筋肉のシェイプが流れるように影を作っていて,水に濡れた背中がとても綺麗だった.細いウエストの下には横幅の無い,小ぶりだけどふっくらと立体的に盛り上がった尻があって,肌に張り付いたスパッツ型の水着が形のいい尻を際出せている.そしてまっすぐで長い足.何よりも目を引いたのは,ウエストから肩にかけてのなだらかな逆三角形の背中だった.比較的広い肩幅に細くて長い首,そして,小さめの頭が載っている.逆三角形と言っても,ウエイトをしてるヒトのごつい逆三角形じゃなくて,ウエイトトレーニングなんてしたことが無いくらいに薄い筋肉が覆った,自然な逆三角形だ.彼の魅力は,なんで彼に惹かれるのか,ってしばらく考えて,多分,彼の全身の骨格がとびきりバランスが良くて,美しいんだってことに気付いた.長い手足,細い首筋,薄い肌.もし,何時間もかけて全身くまなく歯をたてて甘噛みしたら,どんな声をあげるのか,内股の柔らかな肉を噛んでみたら・・・多分,敏感な肌に触れただけで切ない吐息を漏らすんだろうな...なんてことを思って見つめてしまったらプチ勃起した.久しぶりに「あぁ,犯してぇ!」って思った瞬間だった.

ここで問題は,一行で書くと「色白で華奢な20代の青年」てことなんだけど,多分ノンケの青年である彼の代わりに,別の「色白で華奢な青年」をあてがわれても,多分ぜんぜん興味が無いってことだ.ワタシはそこに感動したんじゃなくて,彼にしかない,One and Only の,「骨格美」にあまりに魅了されたんであって,けっして「色白で華奢な青年」が好きってワケじゃないんだな.

例えば,ヒトを好きになる時,私はいつもあるポイント,その人にしかあり得ない一点のポイントに惚れる.例えば,ブラウンの瞳に見つめられたとき,あるときは,肉体労働者の額の汗が光った瞬間とか,エロい唇とか,深い声の一拍なんかも,ツボな場合がある.内面的には,すごく頭がいい,とか,パーカッションをプレイできる,とか,素敵な絵が書ける,とか,ワタシにはできない尊敬できるポイントがあると,すぐに恋することができる.加えて,外見にも好きポイントがあって,内面にも好きポイントがあるっていう,全部入り男が居たりすると,チョー舞い上がってしまうのだった.

だから,恋人募集の掲示板なんかで,「身長ー体重が110以上」とか,「短髪ガチムチ」とか,「ジャニーズ系」って書いているヒトがいると,「なんで,そんなに大雑把でいいの?!」っていう驚愕を覚えてしまう.「身長ー体重が110以上」だって,どうしても好きなタイプはいるかもしれないし,どうしても駄目なタイプだっているかもしれない.だから,ワタシはタイプを聞かれるといつも困るし,正直なんて答えたらいいのか,わからない.「その人オリジナルの一点豪華主義で例えばブラウンの瞳とかパーカッションの腕とか・・・」なんて言ったところで,理解されないだろうからだ.

そして,ゲイの人々はせっせとジムに行って身体を鍛えているのはすごく立派だし偉いと思うんだけど,ジムに行かなくて美しい骨格で魅了するヒトもいるように,それが全てじゃないんだと思う.もっと,自分だけが持っているオリジナリティ溢れる魅力を意識して,育てるような努力をしてもいいような気がしてしまうのだった.ちなみに,ワタシだってジムで鍛え上げた立派な身体はもちろん好きだけど,その割りに水泳が得意じゃなかったりするとちょっと興ざめするし,逆に,華奢なヒトでも妙に泳げるヒトのほうに,ずっぽり惚れてしまうタイプだ.だから,たまに身体だけがアピールポイントなヒトがいると,つまらないと思うし,そういうのに群がる男達がいると,もっとつまらねー,って思うのだたー.

2009/02/12 21:19 | Comments(0) | TrackBack() | 愉快なゲイライフ

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