忍者ブログ
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


2024/05/05 06:06 |
「やる気,元気,バリタチ・・・」

男らしいMissy このビデオは特に秀逸.

ワタシはヒトとして見たときにGirlyなゲイの男の子は嫌いじゃないんだけど,ブログという媒体を通して見たときにはあんまり好まない.

世の中のゲイのブログって,8割かひょっとしたら9割くらいは超ガーリー(女の子っぽ~ぃ)なものなので,そういうのは2-3行読んでからパスして,残りの二割をせっせと見つけ出してはフィードをリーダーに登録する日々だ.だから,ワタシがリピートしているブログはゲイブログの中でも少数派なんだと思う.

最近気付いたことは,「レズビアンのブログはワタシに合ってる」っていうことだ.彼ら(彼女ら?)は大抵客観的だし,論理的で批判眼があるから,読み甲斐があるし,たいていリピートできる.何よりワタシの書くものと共通項があると思う.それで気付いたことは「あぁ,ワタシはメンタル的にはレズビアンだったのねぇ」ってわけじゃなくて,「彼らは非常にMasculineなメンタリティで生きている」ということだ.

ゲイが女の子っぽくてレズが男の子っぽい」っていう一見矛盾したことは,ちょっと空気読めるヒトなら誰でも気付くことなんだけど,いくら頭で理屈で考えてもしょうがないくらいに真実なんだった.レズビアンのブログってブロガーの絶対数の関係か,ガーリーな男の子のブログに埋もれちゃって目立たないんだけど,いろんな意味でもっと情報発信して欲しいと思う.

で,今日国民の何割くらいが思ったかわからないんだけど,井脇ノブ子議員のバリタチっぷりには恐れ入った.いや,多分国民の殆どは「何このおっさん?じゃなくておばさん?」みたいに脳みそにクエスチョンマークを連発してしまったんだろうけど,セクシャルマイノリティだけが何となく暗号みたいにわかってしまう「バリタチ」ぶりにはちょっと笑った.実際,彼女がレズビアンかどうかはわからないし,カミングアウトもしてないんだけど,あれって,オトコで言うと美川憲一,Kabaちゃん,ピーターみたいな,「カミングアウトしないけど客観的に明らかなゲイの人々」,っていう位置づけでいいよね?前にも書いたかもしれないけど,できれば私は,オトコはオトコらしく,女は女らしくしていて欲しいほうで,フェミニンだけど気丈な女と,マスキュリンだけどナイーブなオトコが大好物なので,この人とか,上に挙げた美川Kabaピーとかはあまり好きでは無い.

尾辻かな子さん然り,アイスランドの首相然り,やっぱりレズビアンのヒトの男性的な思考っていうのは政治に向いているんだろうか.正直,井脇ノブ子議員がどんな工作をして3億円もの金を操ったか,とか,何を責められているの?とか,馬鹿なワタシにはよくわからないけど,「ピンクのスーツのバリタチ」っていうインパクトだけで今日一日頭ん中がピンクだった.「やる気,元気,バリタチ・・・」

吉田修一の「ランドマーク」に出てくることでも有名な,米国TVドラマ「Queer As Folk (QAF)」では,レズビアンのカップルにホモの男の子がスペルマを提供してレズビアンのカップルに子供が出来るんだけど,体外受精っていえばアメリカでは6つ子炎上してたり,日本では取り違え事件があったり,いろいろ問題があるみたいだ.あれについてもいろいろ考えさせられる.

別人の受精卵を植えつけられちゃった女性は子供を中絶したんだけど,その受精卵はどっかのパパとママの子供でもあるわけで,中絶するっていうのは他人のお子さんを絶やすこと?とも思うし,そもそも自分の子供でもない受精卵を勝手に入れられた!っていう怒りももっとも.一方で代理出産の文化がある国もあるので,そういうところでは報酬を貰って別人の受精卵を植えてもらうヒトもいるよね?間違えられたもう一方の当事者である受精卵の父と母としては,どうしてもワタシの腹で生みたい!って言ってるのか,報酬を払って別人に生んでもらってもいいからこの子を残して欲しかった,って思ってるかもしれない.頭こんがらがるでそ?

ワタシは出産する予定も無いしそもそも子宮も無くて睾丸なんだけど,もしも他人の受精卵が自分の腹ですくすく育ってしまったら,とりあえず中絶は可哀相だからしたくなくて,報酬を貰えれば生んでもいいよ,って言いたい.もしかしたらその受精卵は一縷の望みなのかもしれないじゃん?日本で代理出産が認められていないのもちょっと納得していない

作業の間違いは誰にでもあるんだよな~という感想.

井脇ノブ子議員の男らしさにビックリしちゃった方,是非ランキング投票のクリックをお願いします↓
ゲイのブログ検索サイト - ゲイログ
PR

2009/02/23 20:04 | Comments(1) | TrackBack() | 愉快なゲイライフ
昔の男と鉢合わせた.
皆さんは,別れても好きなヒトって,いるのかなぁ.



さっき,プール行ったら昔の男と鉢合わせた.

・・・って書いたらブログ終わってしまうから,もうちょっとDetailを書こうと思うんだけど,3つ歳上で,金融系にお勤めの男.キャラは,ノンケ.出会いはゲイバーなんだけど,ゲイトークもできない,ゲイにうとい,しかも,それがキャラじゃなくて,本当にゲイについてあんまり知らないし興味もない.家の本棚には吉田修一とかじゃなくて,司馬遼太郎とか,経済学の本がおいてある.つまりただのノンケの男でセックスだけ男と,っていうタイプだった.

その男のあまりのノンケさが大好きだったのだけど,大喧嘩してやり直そうと思って連絡したらあっさり振られた.4,5年前のハナシ.実は,これまで一年以上付き合ってきた男たちってみんな私が振った.私は一年半の壁が越えられない人間らしく,耐えられなくなって振ってしまうのだ.だから唯一振られた体験っていうのは,結構ショックだった.自分にとっては唯一のバッドエンドなんだな.

そんで,遺恨を残しつつ,今まで生きてきたんだけど,節々で思い出すときがあった.今でも憎たらしいのに,もしも万が一よりを戻すことがあれば,喜んでよりを戻すだろうな,って思える唯一のいい男だったんだわさ.いわゆる別れても好きなヒト?

思い出はこのくらいにして,話を今日に戻すと,プールの更衣室から出て行くときに,彼が入ってきた.目線が一秒合ったので多分,気付いたと思う.当然会話は交わさずに.

居住地から言って,たしかにプールは彼の行動範囲なんだけど,彼,土日は会社契約のスポーツクラブに行く習慣だったので,もしかしたら仕事変わったのか,それとも不況のあおりで会社契約が無くなったのか,兎に角公営プールに来るようなヒトになったってわけだ.

更衣室を出るときに,今の姿をしっかり見てやろうと思って,靴を履くふりをして横目で見たんだけど,当時から来ているジャージだったので間違いない.

そんで,どう思ったかというと,全然いい男じゃなかった
正直,ただのおっさん.当時より腹が出ていたし.これっていうのは例の,「昔の男を美化する事例」だ!昔の男って,特にこちらが不本意な別れ方をした場合,ずーっと引きずっている間に自分の中で醸されて,美化しちゃうみたい.で,私は「なんでこんな大したことない男のことをたびたび思い出してはよりを戻す妄想をしてたんだろうなー」って,すごくがっかりしたんだわさ.

あんな男のために不眠症になって睡眠薬と安定剤を貰ったとか友達に話しながら泣いたとかいろんな恥ずかしい思い出がもう一切合財供養できました.今日で.

やっぱり,恋するなら今そこに居る男なんだな.っていうことがよーくわかりました.皆さんも昔の男なんてどうでもいいんですよ,きっと.恋するなら今の男ですからね.

あるある!って思ったらクリックをお願い致したく存じます.
今日は三回もブログ書いてしまって,ごめんね!でもまだ書くかもよ!

ゲイのブログ検索サイト - ゲイログ

2009/02/21 16:59 | Comments(0) | TrackBack() | 愉快なゲイライフ
草食系男子は賢明なだけ
(副題:ホモ化する女)

オットコはオオカミなのっよー気ぃをつけなさーいー♪なんて時代だって女は強かった.

どうしたって女は強い.これは真理だと思う.いつの時代だって女は強かったけど,これまでは社会的背景もあって目立たなかっただけで,現代のように表舞台に出てくれば女が強いのは当たり前のような気が.

「草食系男子」が急増中っていうニュースが最近よく見られる.

人間は雑食なのに「草食系」っていうナンセンスなネーミングなんだけど,こういう感じの人たちだそうだ.

-セックスに貪欲じゃない
-外で遊ばない
-酒も飲まない
-車乗らない
-デートでもリードしない

昨今の20代,安月給でこき使われていて疲れてて月末になるとピーピーしちゃうようないまどきの若者が,万札はたいてフーゾク行くどころか,デートで小洒落たレストランでワイン飲んだり,車買ったり,するわけないと思うんだよね.

20代のオスがセックスしたくない,なんてことはあり得ない.オスはいつだって精液をぶっぱなしたいって思ってる.でも,セックスにありつくにはそれまでのプロセスとして女を食事に誘って,それも松屋や吉牛じゃ駄目で小奇麗なところに連れていって,誕生日になんか贈って,飲み代払ってホテル代払ってやっと性交にありつくでしょ.金の無い人がそんな面倒なことしませんし,そんな気力ないと思う.ビンボー人は,そんなの想像しただけでチンポ萎えるでしょ.

つまり草食系とか言われてる人たちは単に時代の空気に自分を合わせてるってだけで,ただの賢明な選択だと思うし,冬の時代を乗り切るために身を硬くしているだけだと思う.

一方で女はなんで時代の空気を読まないのか.女の要求はちょっと時代錯誤で,この時代なのに奢ってもらえると思ってるし,松屋でデートなんてあり得ないと思ってるし,誕生日には貴金属を贈られるものと思ってる.

きっと30年前は安月給だって男は男らしくいられた.女性は家庭にいたし,給与を得るのが珍しかった.だから男はまだ男らしくいられる余地があったんだけど,今のように女性が努力すれば男性と同等の収入を得られるようになったときに,カレシよりもカノジョのほうが収入が多かったり社会的地位が高くなったりしたときに,男が萎えるのはごく自然なことだ.

どうしたらいいかというと,女は既存の固定観念を捨てる.ビンボーなカレシのために,青姦に応じる.松屋で喜んでデートする.男に奢る.誕生日に貴金属を欲しがらないetc.意識改革をしないと男はどんどん草食系になるよん.今,女は働けば給与を得られるし,働き口もある.職種によっては女のほうがずっと有能.そんな時代なんだから男を養う女になる,ってくらいに発想転換すればいいと思う.

その点ホモは1500円くらい払えばとりあえずセックスにありつける場所があったり,お互い男性会社員として同等だったりするので,今の時代でも恋愛しやすいんじゃないか.ホモで良かった.あーでもあんまり貧乏だと貧乏じゃない子とのセックスに抵抗があるよね.ま,ヤりたいだけならハテンバもあるし.

しかし最近の女の肉食化には目を見張るものがある.女,狩る.昔は男が狩るほうだったんだけど,男が全体的に弱体化してきたいまどき,女が全体的に獰猛になってきた.自然の摂理なのか?身近な女を見ていても,やつらはアタックするし,貪欲に探してるし,簡単に身体を使うし・・・狩る女のためにハッテン場を作ってやればいいんだな.きっと.そうだ,女はホモに近づいてきたんじゃ?




以下余談ですが,

ゲイは,身体を鍛えて胸筋を強調したり,短髪にしたりするけど,あれはMasculinity(男性性?),つまり男を過剰にアピールしてるってことだ.一方でおネエに代表される,過剰なFemininyをアピールする場合もある.そして,草食系男子っていうのは,ManからMasculinityを差し引いたもの,って考えることができる.男から男的なものをマイナスしたら女になるってわけじゃなく,男マイナス男性は草食系男子なわけだ.じゃあ女マイナス女性は?田島陽子みたいな感じか.

男から男らしさを抜いた草食系男子が,男らしさを愛するゲイに受けるのか,って考えたときに,一般人はきっと,「受けない」って考えると思う.でも,ワタシは結構,男らしさの抜けた男が好きかもしれない.どっかのビデオメーカーが,「部屋から引っ張り出された草食系男子がアナルバージンを奪われてむせび泣き」みたいなビデオを出したらちょっと興味あるな.ヒトの好み(特にゲイの好み)ってよくわからないね.

「部屋から引っ張り出された草食系男子がアナルバージンを奪われてむせび泣き」がリリースされたらジャケットだけはちょっと見てみたい,って思う方は是非クリックをお願いしまっす!
ゲイのブログ検索サイト - ゲイログ

2009/02/19 21:55 | Comments(0) | TrackBack() | 愉快なゲイライフ
ゲイは自分らしく生きている.
「ぼくの国,パパの国(原題:East Is East)」っていうイギリス映画がある.敬虔なパキスタン人のイスラム教徒のお父さん,普通の英国人のお母さん,そして,7人の子供達のドラマだ.家族がテーマになった映画がすきなのと,一時期パキスタンの文化に興味があったのもあって,レンタルしたんだけど,思いがけず,7人兄弟の長兄がゲイ,っていう設定があったりして,しんみりしつつ面白い傑作だった.

ちょっとあらすじを説明すると,お父さんは本当に頑固なイスラム教徒で子供達にも信仰を強要するのですっごく嫌われている.長兄は,お父さんが選んだイスラム教徒の女性との結婚を拒んだことで勘当されてしまってる.ある日,お父さんの横暴に耐えかねた6人兄弟が長兄を頼ってパリにゆくと,お兄さんはすっかり派手派手ひらひらのドレスを着た,おネエさんになってて,フランス人のボーイフレンドとドーベルマンを連れて生活してる.がっかりした兄弟はイギリスに帰るんだけど,お兄さんはその後きちんと,弟達のために一肌脱ぐので安心してほしい.

ゲイの登場人物が,カミングアウトもできなくて両親から逃亡して,外地で暮らすっていうストーリーは,この映画のメインテーマじゃなくてあくまでサブストーリーなんだけど,ちょっとしんみりする話だ.でも,それだけじゃなくて,逃げるっていう選択肢もあるんだ,っていう希望も同時に与えていると思う.

この映画は,お父さんを中心に,世代交代や家族のあり方を問うた,心の温まる作品なのですごくお勧めする.ゲイのお兄さんも,特別な存在じゃなくて家族の一員として,バイアスなしに描かれている.

じゃ,このブログ終わり,って言っちゃうとただの映画紹介なんだけど,なんで唐突にこの映画を思い出したかっていうと,ゲイのヒトのブログをよく読んでいて,「HIVと同性愛っていう二重の偏見と闘う」って言う人や,「ゲイが自分らしく生きられる社会にしたい」っていうヒトがいたからだ.

ワタシは,あんまりそういう方面の問題意識は無い.今,ゲイのヒトってすごく生きやすい社会になってると思う.テレビをつければ,しじゅうおネエタレントが出演してるし,会社でも普通におネエに振る舞うヒトも多い.MTFで一流企業の会社員も知ってるし,ワタシもワタシの友達たちも,充分自分らしく仕事して,胸をはって生きていると思うからだ.

美輪さんの時代には,ゲイボーイってだけで知らないヒトに石を投げられたんだそうだ.でも,美輪さんみたいに立派な先達のおかげで,ワタシは同性愛に由来する偏見なんて,これまでの人生でされたことも無いし,すごく自由に生きているし,カミングアウトしたことで酷い仕打ちをされたことなんて無いし,それじゃあ,偏見とか「自分らしくない生き方」っていうのは今の世の中,どこにあるの?って思ってしまう.

イスラムの国々では,いまでも同性愛がご法度であることが多く,去年はマレーシアの副首相が同性愛疑惑で逮捕されたし,イランでは同性愛行為をした10代の男の子二人が,土に埋められて石を投げられる刑罰で死亡したりするのだ.それに比べて日本の同性愛者は,逮捕されないし,中学生だって高校生のカレシが居て,ブログを書いていたりするんだ!

だから,「自分らしくない生き方をしている」と思っているヒトは,自分がままならない理由を親や,住んでいる場所や,環境のせいにしていないかどうか,検証して欲しいし,偏見がある,って思ってるヒトは,自分が心に壁を作って,周りのヒトに過剰反応していないかどうか,改めて考えてもらいたいな,って思う.

それから,果たしてゲイライツを得ることが正しいのか,っていう問題はいつも考える.

会社において同性愛者っていうのは,性的な嗜好が違うヒトだと思われるけど,それなら,ハードなSM愛好家のノンケとか,ペドフィリア(幼児性愛)のノンケとかスカトロのノンケとか,有象無象の皆々様がゲイと同じようにカミングアウトしていいんだろうか.ゲイだってスカトロだってペドだって,性的嗜好の違う人々ってくくりでは,同じ土俵に立っているのだから,スカトロをカミングアウトしないほうがいいように,ロリコンも然り,ゲイも然り・・・だと思ってる.

だからワタシは無闇なカミングアウトには反対の立場を取っているし,仕事に性的嗜好は関係ないってずーっと思ってるので,あえてゲイライツを勝ち取ろうっていう考えが無い.

親友に泣きながらカミングアウトしたい,っていうヒトは,親友に泣きながらスカトロをカミングアウトされる,っていうシチュエーションを想像したほうがいいと思う.引くじゃん.それと同じことをするんだ,って,一度考えてから,行動に移したほうがいいと思っているんだ.それに,スカトロ愛好家の団体が,「僕達にも人権を,スカトロが自分らしく生きられる世の中に!」ってパレードしたって,「勝手にしてよ」って思うよね.

もちろん,東京で生まれて東京で育ったワタシにはわからない,地方の事情とか長男の事情とか,家庭の事情があるってことはわかるんだけど,最後には逃げる,っていう希望もあるんだよな,って思ったとき,冒頭で説明した East Is East って映画の中で,逃亡っていう手段を選んでデザイナーとして成功して幸せになったゲイの長男のことを思い出したのだった.

それらを考えると,80年代ならいざ知らず,今,ゲイライツのために色々な活動をする人たちや,尾辻かな子さんは,一体何と戦っているんだろう? East is East って映画は99年の映画なので,英国ではもう10年前に,ゲイの長男が親の決めた結婚から逃亡して成功するって映画が製作されているのに,いまどき?って思ってしまう.

会社で,同性をデートに誘って,飲みに行っていい気分になって,電車のなかでディープキスして,路上で腕組んで歩くような社会がもしあったら,素敵っていうより不謹慎なんじゃないか.

今,二丁目で遊んだり幸せな二人暮らしをしている同性愛者達よりもっと人権を得なければいけないのは,派遣ムラの人々や,ホームレス,副業を許されず奴隷労働してる会社員とか,フィリピンに強制送還される違法労働者の子供達とか,そういう人たちなんじゃないか,って思うのだ.ゲイは充分幸せだと思う.

2009/02/16 23:39 | Comments(0) | TrackBack() | 愉快なゲイライフ
カミングアウトされちゃった話
昨年,ゲイに間違われた.いや,間違われたっていうと語弊があって,実際ワタシはゲイなんだけど,とにかく突然ゲイ扱いされたのだ.

高校の時に尊敬して親しくしていた女性の先輩がいて,卒業以来連絡を取り合うこともなくすっかり過去のヒトだったんだけど,昨年,ひょんなことでネット上で繋がることができて,積もる話でも,ってことになった.20年ぶりの再会.相手は子持ち専業主婦になってて,二人目がお腹にいるとのことだった.

ワタシは,ちょっと初恋のヒトに会うような気分で意気込んで,二週間前から少し高級な中華を予約してその日に望んだのだ.

待ち合わせで会って5分で当時のような感覚に戻って,楽しい食事をして,その後楽しいコーヒーを飲んでいたときのこと.会話的には,ふつうに恋愛とか子育てとかそういう話だったんだと思う.避妊の話になって,ワタシはいつものように脳内変換で彼氏を彼女に置き換えて喋ってたんだけど,突然その女,こうのたまった.

「でもさ~のらくろ君て,ゲイだからそういうの関係無いんでしょ?」みたいな.はぁ~~?

ワタシはこの女にカミングアウトしたつもりもないし,この女と最後に会ったのは17歳のゲイデビュー前だからさ,そんな前提で喋られても,チョー不本意なんだけど.

で,抗議した.

「は?何その前提??ゲイじゃないし,なんでゲイの前提で話してんの?」と.

そしたら,

「あ,ごめーん,ゲイじゃないんだ?だって物腰柔らかいし,ソフトだし,どうしてもノンケには見えなかったの.絶対ゲイだと思ってたから,その恋愛話も多分彼氏のことだろうなと思ってた.ごめんねマジで~」ってのたもう.

いや,お見通しならお見通しでいいんだけどさ,

「ゲイでしょ?」っていきなり言われて,「はい,そうです」っていう流れでも想定したのか?

それってつまり,おまへが決めた強制的なカミングアウトってことじゃん.

ワタシはカミングアウトする相手は自分で選ぶし,20年ぶりに会って話しているだけのお前には選ばれる権利は無い!

で,その女,昔からカンのいい女だとは思ってたけど,そんなに失礼な女だとは思ってなかったので,それ以来お付き合いを遠慮させて頂いている・・・っていうのが定石だけど,なんだかんだでウマが合うので,今でも結構つるんでる.ただ,それまで名前で呼んでいたのだけど,その一件以来名前の代わりに「失礼。」っていうあだ名で呼ぶことにした.

そいつ,その失礼発言の後に,こうも言い募った.

「アタシ,あんたのこと高校生の頃からずっとゲイだと思ってたのよ.アテが外れて残念だわ」ってか,

俺が同性愛をカミングアウトするより,そっちのほうがもっと重要なカミングアウトだ.ワタシの青春を返せ.15歳の時分からゲイだと思われていたなんて.ショッキン.

その女は物分りがいいので頃合のいい頃にカミングアウトしてもいいとは思っているが,重ねて言うが,その頃合は俺が決める.お前が決めるな!って話.

#なんか,多分20年ぶりに会ったにせよ,妙な違和感を感じちゃって耐え切れなくなったんだと思う.それにしても,ダイレクトにヒトの性癖に踏み込んでくるなんて失礼千万だし,そういうことは胸のうちに仕舞うものですよ,って諭しちゃった.デリカシーの無い女は嫌.

2009/02/16 06:38 | Comments(0) | TrackBack() | 愉快なゲイライフ

<<前のページ | HOME | 次のページ>>
忍者ブログ[PR]